愛書家のための家具選び

引っ越しの際には新しい家具を選ぶことが何よりも楽しみであり、同時に頭を悩ませる問題であると思います。
どのような家具を買い揃えるかという問題は人それぞれの趣味や嗜好により異なってくるわけですが、読書好きの方、その中でも特に収集癖を伴う愛書家と呼ばれる方に関してはこの課題が非常に大きな困難を伴うものなのです。
愛書家に特有の問題と何かといえば、「壁が足りなくなる」ということです。

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手持ちの書籍をきれいに並べて保管しようとすると、当然本棚が必要となるわけですが、この本棚、書店などで使っている特殊なものを除けば基本的に壁に沿わせて設置することになります。

なぜかと言えば、収容量を増やそうとすればできるだけ背を高くしなければならないのですが、並んでいる書籍を見やすく配置するためにはあまり奥行きを取ることができないのです。



背が高くて厚さのない家具、つまり非常に不安定な状態となります。世の中には天井に突っ張らせたりするタイプも流通しているのですが、そういった工夫はあくまでも地震等一時的な揺れに対するものであって、たとえば部屋の真ん中に自立させるためのものではありません。
たぶん天井に突っ張らせたところで、本棚単独では不安定で、ちょっとつまずいただけでも倒れてしまうでしょう。
やはり、本棚の設置場所というのは壁際にならざるを得ないのです。


しかし、人間は本のみで生きるに非ず、どうしても本棚以外のものを設置しなければなりません。
人間としての生活を維持したまま、生涯にわたって増え続ける蔵書に対応するにはどうしたらよいのか。



これは有史以来愛書家を悩ませつづけた問題なのですが、現在に至るまでこれといった解決策は見つかっておりません。
愛書家のための家具選び、それは本棚以外の家具はできる限り小さなもの、部屋の真ん中で使えるものを選ぶということに尽きるのではないでしょうか。